【天皇賞秋】今年こそエイシンヒカリは逃げれるのか?

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エイシンヒカリは逃げ切れるのか?

昨年末は香港で香港カップ(G1)を優勝し、今年は仏のイスパーン賞(G1)を優勝。海外のG1を2連勝して一気に世界へその名を轟かせた。前走は英のプリンスオブウェールズ(G1)で6着に敗れている。今回久々の国内ということで各馬との力関係や、状態などが気になるところ。天皇賞秋では一体どんなパフォーマンスを見せてくれるのか?今回は天皇賞秋におけるエイシンヒカリの予想について書いていきたいと思う。

まずは昨年2015年の天皇賞秋から振り返ってみよう。

このレース番手からの競馬で最期は着外に沈んでの9着だった。エイシンヒカリは5枠9番からのスタート。好スタートを決めてハナを取りに行くが、3枠5番から好スタートを決めた内のクラレントもハナを主張して出ていく。譲らないクラレントに行かせるしかなく、序盤は少々掛かり気味。道中はクラレントを目標に外から追走した。直線を向くとクラレントを交わしてさあ!というところだったが反応は悪く、ジワジワと外から交わされ後方へと沈んでいった。

ペースは60.6-57.8でラップは[12.8 – 11.7 – 11.9 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.1 – 11.6]と、ドスローから徐々に加速していく展開に。完全に後ろの馬にとって良い展開となったので、番手からならもう少しペースを引き上げてほしかったところ。イスパーン賞で見せたような番手からの競馬も問題はないので、伸びなかったこの時は状態が悪かったのか、この馬にしては珍しく凡走したと言っていいだろう。

今年の天皇賞秋は逃げれるのか?

さて、今年の天皇賞秋はどうするか。そろそろハイペースな天皇賞秋も見たいなということで、今年は逃げてくれるか?という期待もあるが、正直このメンバーを相手に逃げ切るのは簡単ではない。

逃げないでも大丈夫な馬ではあるが、引きつけて逃げても結局これだけ強い末脚自慢がいると最期は交わされてしまうだろう。東京の2000mを勝つにはやはり後続を突き放して逃げていった方が良さそうだ。

同じく逃げそうな馬ではロゴタイプがいるが、こちらはスローに落として溜めて逃げるタイプ。エイシンヒカリが序盤でハナを主張すれば無理に食らいついてくることもなさそうだ。昨年はクラレントに絡まれて惨敗、今年は逃げるにしても番手にしても、速めのペースで積極的に出していってほしい。年内引退が決まっており、国内ではこの天皇賞秋がラストランになると言われている。今度こそは逃げていってもらい、エイシンヒカリらしいレースに期待したい。

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