東京競馬場・芝2000m
コースの特徴と攻略ポイント
東京競馬場・芝2000mのコースは左回り、一周が約2120mもある中央競馬の中でも最も広い競馬場である。何と言ってもスタンド前から見える約530mの長い直線が特徴的。直線の途中には高低差2mの急坂もあり、非常にタフなコース形態となっている。
1コーナー奥にあるコーナーポケット部分からスタートとなり、2コーナーまでの距離は非常に短い。序盤の先行争いは激しくなりやすい。先行馬としては内側へ行きたいが、譲らない馬がいれば先行するのは難しくなってくる。スタートが馬馬ならスタートダッシュを決めて前へ行けるが、初めから脚を使うことになる。
このように、内枠がやや有利な状況となっている。最期は直線も長いので差し馬の活躍も目立つ。スピード豊富でキレのある瞬発力をもつ馬は狙い目となっている。
このことから外枠の逃げ?先行馬はコースロスになりがちで、内に入れないままレースをすることになる。内側の差し馬なども外から被せられると折り合いを欠くことも。いかにコーナーをスムーズにロスなくまわれるかは非常に重要なポイントとなってくる。
過去10年の傾向を見てみると、先行・差しが中心となっている。勝ち馬に関しては7勝している差しが優秀なデータとなっている。
■天皇賞(秋)2016の脚質データ
逃げ 【0-1-0-9】
先行 【3-4-2-29】
差し 【7-4-5-63】
追込 【0-1-3-43】